リズム感というのがどこか捉え所がなく曖昧で自分にリズム感があるのかないのかよく分からないなと思っていました。またバンド練習でリーダーからリズムキープをすることを求められるのですが、なかなか難しいなあと思う日々を過ごしていました。そんな時に出会ったのがこの本です。
私は趣味でウッドベース を弾き始めて2年のアマチュアです。あらためて言語化することで自分の知識の整理にもなりますし、もし最初に知っていたら良かったと思うことを当時の自分に向けて書いています。もしこれから始められる方のご参考になれば幸いです。
1.きっかけ
多分2年前に本屋さんで購入しました。しょっちゅう本屋さんの楽器関連コーナーに行くので大体ベースのコーナーにはこんな本があるなこの本は置いてないからネットで買うしかないななどど思うようになっていました。
2.感想
この本は下記の構成で記載されています。
イントロダクション
本書の特徴
コンセプト編
1 リズムとは
2 タイムとグルーヴ
3 リズムは言葉
4 音符と歯車
5 譜面の落とし穴
6 歌と呼吸とリズム
7 クリックの正しい活用
8 リラクゼーションとリズムの関係
9「イメージ」「確信」「決断」の力
10トレーニング・ルール
トレーニング編
1 ギアの精度を高める〜倍テン・トレーニング〜
2 「前進する力」「勢い」を生む〜フォワード・モーション〜
3 休符の取り方
4 音価のコントロールによるリズム/グルーヴの研究と鍛錬
5 タイムチェンジ①
6 タイムチェンジ②
7 シャッフル、3連リズムの攻略
8 16分音符系のリズムとグルーヴ
9 楽器を使わないエクササイズ
10 音色とグルーヴの関係
この本の副題として「グルーヴを鍛える10のコンセプトとトレーニング」とあります。
グルーヴというのもはっきりしない言葉の一つかも知れませんが本書で解説されています。
私はバンド練習で、ジャストで弾けとよく言われていたのでタイムキープは苦手ですが
ビート感をめっちゃ褒めてもらえたのですがこのビート感はグルーヴのことなのかも知れません。
また帯には「ベーシストには、テクより大事なものがある」と書かれてあります。
これも正しくその通りで、フィルイン入れたりとかルート以外の音でカッコよく見せるよりもルートでタイムキープする方がベースの役割としてはずっと大事だと思います。ビッグバンドの練習でジャズの世界ではポップスやロックの世界と違ってドラムよりもベースが刻んで引っ張っていくんやと言っていました。
さて、話をもどすと著者の方は最初はリズムが苦手だったそうですがその苦手を克服したそうです。もし同じようにリズムに悩んでいる方がいたら本書がそのヒントになるのではないでしょうか。
コンセプト編では各テーマに関する考え方をトレーニング編では具体的な練習法について記載されています。
私が特に印象に残ったのは楽器を使わずにエクササイズするというテーマです。
手と足でリズムを取るという練習方法です。
江川ほーじんさんがスラップのDVDの中で楽器使わなくてもリズム良くずっと歩くだけでとても良いリズム練習になるでと仰られていたのを思い出しました。
3.まとめ
リズムに関心があるという方はご参考にされてはいかがでしょうか。
以上簡単ですが、まとめてみました。
ここまで読んで頂き有難うございました。
ジャズ・ベースの練習法については【教則本】ジャズ・ベースの練習法を教えます 野呂芳文氏著【感想簡単まとめ】がご参考になると思います。
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