ジャズ理論に興味があるでしょうか。タイトルの禁断という言葉に惹かれて手に取りました。
この記事は禁断のジャズ理論という本を読んだ感想を記載します。
私は趣味でウッドベース を弾き始めて2年のアマチュアです。あらためて言語化することで自分の知識の整理にもなりますし、もし最初に知っていたら良かったと思うことを当時の自分に向けて書いています。もしこれから始められる方のご参考になれば幸いです。
1.きっかけ
ジャズ理論はむずかしそうなので、自分にとって分かりやすい本がないか調査中です。
今回たまたま本書を見つけました。
2.感想
この本は下記の構成で記載されています。
イントロダクション1 ジャズ・アドリブを学ぶにあたって
イントロダクション2 エネルギーに満ちたジャズの表現
禁断の理論1 ダイアトニックとノン・ダイアトニック
禁断の理論2 ジャズの形式と小節感覚
予備練習 スケールのトレーニング法
練習曲1「First Impression」
練習曲2「Summertime」
練習曲3「Autumn」
練習曲4「F Blues」
練習曲5「All The Things You Are」
特に印象に残ったポイント3点を紹介します。
1つ目は、「はじめに」に書いてあったのですが本書は長音階(メジャースケール)のみでアドリブをする方法を紹介しています。アドリブというとコードトーンと各種スケールを覚えないといけないのかなと思っていたので、それは簡単そうだと思いました。ジャズ教室などではこの方法で教えていないので禁断というタイトルをつけたそうです。
2つ目は、ジャズの形式と小節感覚を身につける方法が書かれています。
ジャズは決まった小節のまとまりを1コーラスと呼んでいると聞いて、散歩しながら音源を聴いているのですが心の中で1小節ずつ数えているのですが、なかなか区切りがわかりません。
おそらくこの小節感覚というのが身に付いていないのだと思います。
メトロノームを使用した訓練方法が書かれていました。
むずかしそうですが身につけてみたいなと思いました。
→本書の8小節区切りの図を見てから曲を聴いてみると確かに8小節の塊になっていることを意識するとずっと聴きやすくなりました。iReal proや黒本で一段4小節なのはあくまで紙面の都合で、塊は8小節ということがようやく分かりました。有難うございました。
3つ目は、AABA形式のBというのはサビの意味ではなくて単に2段目のAと最後のAをつなぐ部分という意味で必ずしもBでクライマックスに盛り上がるという意味でないそうです。聴いててそうなのかなと薄々思っていましたが、はっきり説明してあるので腑に落ちました。
3.まとめ
具体的に何を知りどんな訓練をする必要があるか書かれているので分かりやすいと思いました。
習得するには時間がかかりそうですが、文章での説明も多めで丁寧に解説されている印象でした。
ジャズ理論に興味がある方に参考になるのではないでしょうか。
以上簡単ですが、まとめてみました。
ここまで読んで頂き有難うございました。
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