この記事は「大人の作曲入門本 友寄隆哉氏著」という本を読んだ感想を記載します。
私は趣味でウッドベース を弾き始めて2年のアマチュアです。あらためて言語化することで自分の知識の整理にもなりますし、もし最初に知っていたら良かったと思うことを当時の自分に向けて書いています。もしこれから始められる方のご参考になれば幸いです。
1.きっかけ
禁断のジャズ理論という本が全部は理解できなくてもわかりやすくてまた読みたいなと思ったので、同じ著者の本書にも興味を持ちました。作曲はなにやら難しそうですがどうやってやるか読んでみるのも勉強になるかもと思い手に取りました。
2.感想
この本は下記の構成で記載されています。
Chapter1 オリジナル曲のはじまり
Chapter2 鼻歌と移動ド唱法
Chapter3 移動ドの理論と実践
Chapter4 マイナー・キーの鼻歌
Chapter5 ペンタトニック(五音階)での鼻歌
Chapter6 ドミソ以外の音から始まるメロディ
Chapter7 譜面を書けるようになろう!
Chapter8 作詞と作曲の関係
Chapter9 音痴を治そう!
Chapter10 楽器が弾ける人の作曲法:その1
Chapter11 楽器が弾ける人の作曲法:その2
Chapter12 楽器が弾ける人の作曲法:その3
Chapter13 形式と転調
Chapter14 ハーモニー感覚とメロディ
Chapter15 借用式作曲法
特に印象に残ったポイント3点を紹介します。
1つ目は、「まえがき」がとても長いです。まず「まえがきのまえがき」があり、「まえがき」があり「まえがきのまとめ」が書かれています。それだけ本書の目的をしっかりと説明する必要があったのだと思います。
内容としては、今人気のシンガーソングライターがどうやって作詞作曲をしていったかの話などが書かれています。
またどんな曲でもシートミュージックと呼ばれる一枚の紙に表すことが可能であり、読者にも日記のように1小節だけでも作曲していくことを勧めています。
2つ目は、プロでも鼻歌で作曲することも多いそうです。またソドやソドレミなど、よくある出だしのメロディというのがあるというのも初めて知りました。またこの鼻歌作曲法ではちゃんとした鍵盤上の音程で歌うことは全く必要なく、音階構造さえ持っていれば、後から鍵盤の音に合わせれば良いとも書かれていました。
3つ目は、譜面に書く段階では思いついたメロディをメトロノームに合わせて2拍子で確認すれば良いそうです。また、ビートルズは歌詞から曲を作っているせいなのかジャズとは違い、変拍子を多用しているというエピソードも紹介されていました。
3.まとめ
4小節の作詞作曲を日々のトレーニングにすると良いそうです。
著者のこれまでの経験で見てきたバンドマンの活動の様子も垣間見えて参考になりました。
(私がもしやるなチャプター10からのコード進行に合わせて作る方法が私にはやりやすいのかなと思いました。)
本書の著者はツイッター、YouTube、ブログもされているようです。
以上簡単ですが、まとめてみました。
ここまで読んで頂き有難うございました。
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