この記事は「日本人のためのリズム感 トレーニング理論 友寄隆哉氏著」という本を読んだ感想を記載します。
私は趣味でウッドベース を弾き始めて2年のアマチュアです。あらためて言語化することで自分の知識の整理にもなりますし、もし最初に知っていたら良かったと思うことを当時の自分に向けて書いています。もしこれから始められる方のご参考になれば幸いです。
1.きっかけ
禁断のジャズ理論という本が全部は理解できなくてもわかりやすくてまた読みたいなと思ったので同じ著者の本書にも興味を持ちました。禁断のジャズ理論でも述べられていましたが、アマとプロと分ける重要な違いは音づかいではなく、リズムにあるとのことです。リズムについて知りたいと思い、本書を手に取りました。
2.感想
この本は下記の構成で記載されています。
はじめに
第1章 生命リズムと機械リズム
第2章 運動神経とリズム感
第3章 リズムをめぐる思想
第4章 言語とリズム
第5章 リズムの読み方/感じ方
第6章 CD対応リズムトレーニング
第7章 聴いておきたいミュージシャン
あとがき
特に印象に残ったポイント3点を紹介します。
1つ目は、「はじめに」に書かれていますが、本書はいかにスイング(グルーヴ)するかについて扱った本です。
スイングしなけりゃ意味がないという言葉にも表れています。
また、それはアドリブ(インプロヴィゼーション)にも関わります。
2つ目は、「歩行によるリズムトレーニング」について記載されていました。江川ほーじんさんもDVDでリズムよくするためには楽器を弾かなくてもずっと歩けば良いと仰っていました。本書では表拍裏拍の取り方や、他の歩行に関する書籍からも豊富に引用して説明されていました。(音楽とは関係ない本も5つも6つも引用されていて、必要とあればいろんな分野から熱心に研究されているのだなと思いました。)
3つ目は、即興リズムと伴奏リズムは違うということです。はっきりとはわからならかったのですが、より躍動的なリズムを取るべきということなのかもしれません。
3.まとめ
リズムを習得するためにはミラーニューロンのモノマネの力を使うことが重要で、タモリさんのモノマネ力を紹介されていました。また運動神経よりもどんな演奏をしたいかのイメージを持って演奏することが大事だとも書かれていました。
以上簡単ですが、まとめてみました。
ここまで読んで頂き有難うございました。
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